令和7年度 橋本会長挨拶
平素より豊田工業高等専門学校(豊田高専)の教育後援会の活動に対してご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。新一年生の保護者の皆様におかれましては、お子様のご入学を心からお喜び申し上げます。
本会は豊田高専の運営費交付金等で制度上支援できない学生の諸活動に対する助成や生活環境の設備充実等が支援の中心となります。皆様からのお預かりした貴重な会費は本年度もこれからの活動のために支出させていただきたく先ずはお願い申し上げます。
最近の社会情勢やテクノロジーの進化を振り返りますと我々の教育環境も大きく変化しています。特にデジタル技術の急速な発展は、私たちが提供する教育の質や内容に直結しています。例えば、AI や IoT などの技術が普及しこれらの知識と技能を身につけることが求められています。
そのため実践的な学びを通じて社会で求められるスキルを習得することが大切です。この点において地域の企業や団体との連携が非常に重要となります。後援会では、企業との協力を通じてインターンシップや実習の機会を増やし学生たちが実践的な経験を積むことができるプログラムを充実させていきます。これにより学生は学業と並行して業界の実情や必要とされるスキルを理解し将来のキャリ
アを見据えることができると考えています。
技術者に求められる能力は、専門的な知識だけではありません。問題解決能力やチームワーク、リーダーシップといったソフトスキルも重要です。私たち後援会は、これらのスキルを育成するために、さまざまな課外活動やコンペティションへの参加を推奨し、学生たちが自らの能力を高めていける環境を整えていきます。具体的には、地域の企業との共同プロジェクトを展開することで、学生が実践的な課題に取り組む機会を増やし、チームでの協力を通してリーダーシップや応用力を培う場を提供しています。
又県内に設立されました STATION Ai 施設の活用など学生たちがより豊かで多様な学びの場を体験できるよう、尽力しています。
そして、地域との連携も重要なテーマです。豊田高専が地域社会と共に歩むことで、学びの場を広げ、実社会での経験を積む機会を提供しています。そのつながりを大切にし、新しい価値を生み出す力となっていただきたいと願っています。
学生の活動も素晴らしく各種コンテストや競技などで優秀な成績を収めています。
学生たちが自分の夢や目標を見つけ、それに向かって努力できる環境づくりにご協力いただきたいと思います。地域の皆様、企業の皆様、卒業生の皆様、そして保護者の皆様には、その大切な教えの場を支えていただいています。皆様のお力添えが、学生たちの未来を支える大きな力となります。これからも、豊田高専が地域と共に成長し続けられるよう、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。